2回目は、子どもを連れてのカウンセリングです。

カウンセラーの先生から子どもへ、このままで苦しくないの?との問いかけに、

子どもは、苦しいですねと答えていました。

それから、カウンセリングが終わり帰宅した翌日、

子どもは、家族を部屋に集めて聞いてほしいことがあると言ってきました。

そこで、

「学校に行けなくなってから今までの3年間ずっと僕は一人で苦しんできたんだ。」

「お父さん、お母さん、おばあちゃん、僕の気持ち分かる?」

「あの時みんなどうしていた?」

私たちは、精神的に不安定で子どもの気持ちに寄り添うことができず、ただ子どもを見守ることしかできませんでした。

子どもはカウンセリングを受けて、自分の中に溜め込んでいた辛い気持ちを家族の前でやっと吐き出すことができたのです。

今では、一人で抱えてきた悩みを家族やカウンセラーの先生と分けて取り組んでいくことで良い方向に進めています。