理想(屈折した世界)をみている家族は、自分の嫌い(劣等感)をもつ『家族』に対して、
・どうして、そういう態度をとるの?
・自分だったらそうはしないのに
と、モヤモヤした感情をもっています。
自分は理想(本当だと思っている自分)を見ているのに、家族は見たくもない自分の現実(劣等感、弱い自分)を現しているのですから嫌でたまらないのです。
そのため、「怒っている方の家族」は『家族』が嫌になってしまうのです。
これが屈折した世界を見ている家族の心の中の気持ちだと思います。
ですが、本当は家族から見捨てられたくないと感じているのです。
そこで『家族』は、
・自分自身のエゴ(相手を思うどおりにしたい欲求)
・「怒っている方の家族」のエゴ
の手放しをしていきましょう。
そうすることで「怒っている方の家族」が『家族』のことを【嫌い】ということをも受け入れられるようになります。
そして、家族は「怒っている方の家族」の理想(屈折した世界)をも受け入れられるようになっていきます。
本当は、家族が嫌いなのではなく家族をとおして自分をみて、その自分を嫌いになっていた。
家族に理想も現実も受け入れてもらえると、
本当の自分と向き合えるようになり、【本当は家族を嫌いではなかった】と分かるようになっていきます。