家族の言動に傷ついてしまうときがあります。

たとえば、

・人をを見下す態度、言い方
・家族の一言で突然怒り出す
・自分の事しか考えていない

家族のことを嫌っている、遠ざけようとしているとしか思えませんよね。
実は、本当は家族のことを嫌っているわけではないのです。

では、何が起きていたのでしょうか。

それは、『家族』が「怒っている家族」の現実〈心の中〉を現しているだけで、怒っている相手からしたら見たくない存在が『家族』になっていたのです。

本当に嫌いなのは【本当の自分】で【現実の自分】です。
「怒っている家族」の現実を体現している家族は嫌だと思われてしまうのです。

どうして?と思われますよね。

何度も問題行動を起こされては、家族は身も心もボロボロになってしまいます。
そんな時、「もう我慢できない!」と家族が意思表示をすると、
怒っている家族は、【現実】と今【本当だと思っている自分】は違うのだと【現実の自分】に気づき始めます。

また、「怒っている家族」は【本当の自分】を見ることができません。
実は、「怒っている家族」にとっては受け入れがたいことなのです。

・劣等感
・弱い自分
・人と違う特性を持った自分

自分の理想とは、まるでかけ離れていて反対側だからです。

本心からではなく屈折した世界を『現実』だと、本当の自分の考えだと思い想像した思い込みに縛られているのです。

ではなぜ、理想(屈折した世界)に縛られてしまうのでしょうか。

それは、こんな自分は本当の自分であるはずがないと【自己逃避】をしてしまうからです。

家族は、

・自分の事しか考えていない
・思いやりがない
・冷たい人

と思ってしまいます。

怒っている家族が【本当の自分】を受け入れていない状態の時は、
『家族』は、わかってもらえない状態になります。

たとえば、

・子どもが不登校でひきこもりになって大変なのに
・ひどい言い方をされて傷ついているのに

どうして?と。

この時、「怒っている家族」は屈折した自分、理想を現していますので、
実際は【家族が嫌い】になっていて、自分のことを困らせる家族だと思っています。
家族一人ひとりを遠ざけて自分を守りたいと思っているのです。

次回は、自分の嫌い(劣等感)をもつ家族に対してどう感じているの?
をお伝えします。

最後までお読みいただきありがとうございます。