条件付きの愛とは
〇〇するから愛してあげる
〇〇しないから愛してあげない
こういう自分の力で相手を動かしたい欲求からくるコントロールです。
コントロールは取り締まる、支配するという意味で相手の自由を奪う行為です。
自分の自由を奪われないために相手の自由を奪う。
コントロールすることで安心が得られ、そのかわりに相手は不安に陥ります。
私は、
こう言ったら周りの人はどう思うか?
といつも考えていました。
つまり
周りの人の顔色を伺う
自分の意見よりも周りに合わせてしまう
という行動を取っていました。
家族間で、愛がほしい相手にコントロールという恐怖を与えて育てると
こどもは、不安な気持ちにならないように相手に会わせ始める関係ができてしまいます。
相手に合わせていれば面倒なことにはならないので安心して暮らせるからです。
これは、
”自分はありのままでは愛されない”
本当の自分を見せたら愛してもらえないから、他の人の意見に合わせたり、人の顔色を伺ったりするのです。
私は、こどもとの生活の中で
普通の枠に当てはめて、こどもの特性を直そうとしていました。
たとえば
・食べ物のこだわり
・キツイ言葉づかい
・急な変更が苦手で予定通りいかないこと
などです。
私は、
「どうしていつもこの店のこの食べ物ばかりなの?違う店ではダメなの?」
「どうして、そんなひどい言い方をするの?」
「予定が変わったんだからしょうがないじゃない」
と、こどもに振り回されていると感じて注意をしていました。
私は、子どもの頃に自分の自由を奪われていたのに
今度は、こどもの自由を奪っていたのです。
その頃は、こどもは反抗的でいつも怒ってばかりいました。
部屋からは出てこなくて会話はほとんどありませんでした。
体調は悪く、いつも「だるい~何もしたくない~」
と言っていました。
私は、こどもをコントロールすることで安心を得て
こどもは、コントロールされることで不安になり
部屋にひきこもったり怒ることで自分を守っていたと分かりました。