子どもは焦っていたから行動を起こしました。
しかし、子どもの体調は安定していませんでした。
焦りから早く動かないと、
「来年には大学受験をして家を出る!」
と、理解してもらえない親への気持ちから行動を起こしたのです。
なので、すぐに体調を崩して寝込んでしまいました。
子どもは、
「どうして上手くいかないの?」
「どうして分かってくれないの?」
と私に訴えかけてきたのです。
そこで、これを機会に私は考え方を改めました。
よく考えると、
「普通ってなんだろう?」
「当たり前ってなんだろう?」
と、世の中の人は普通に学校に行き、大学を出て就職をすることが当たり前だということに疑問を感じるようになったのです。
私の子どもは他の人と違った人生でも良いのではと。
急がず、ゆっくり進んでも良いと思えるようになれたのです。
それから、子どもがどんな人生を歩んでいけるのかとても楽しみに感じられるようになりました。
本当に子どもが行動を起こしてくれて良かったです。
もし、子どもの気持ちに気づくことができなかったらと思うと恐ろしいです。
私の考え方が変わってから子どもは焦らなくなりました。
今では、安心して自分の事に取り組んでいますし、色々なことに挑戦しています。
子ども一人で引きこもりを乗り越えることは、とても大変です。
周りの人の力を借りて、ゆっくりと進んだ方が失敗を防ぎ上手くいく方法だと思いました。
今では、言葉に張りが出るようになり力強くなった感じがします。
また、その時の気持ちを子ども自身が、
「今日はこんなことをしていい気分だ」
「いいピアノを引けた時は楽しい!」
「~なことができないと僕はこんな沈んだ気分になるんだ‥」
と自分の心の動きを感じて言葉で表していました。
また、家族の人生に生きづらさを感じて思い詰めていた私ですが、今は何が起きても落ち着いて対応できるようになりました。
「周りの人と同じように進まないと、もうだめ!」
と、焦らなくても大丈夫なのです。
その理由は、前回「ゆっくり進んだ方が良い」でお伝えした、
・大学生になり一人暮らしをしている
・本当にやりたいことを見つけて実行している
・バイクの免許を取得した
・将来は何をしたいか目的が決まっている
と、実際に子ども自身が、自分で考え、決めて、行動を起こすことができるようになっているからです。
子どもは、焦ることをやめて、ゆっくりと進んでからの方が一つ一つ出来ることが増えて順調に前に進むことができています。